賞
画題／氏名
作 品
選 評
北九州市長賞
門司港の貴婦人
安藤 弘幸
ヴェネチアの仮面「マスケラ」を付けたモデルを写した作品ですが、マスケラの強い造形に頼るのではなく、モデルの目にポイントを絞った狙いがいいですね。浅い被写界深度でもしっかりと目にピントを合わせ、大胆に寄ったフレーミングで目の強さが引き立っています。また、赤いステッキがモデルの口元にあるため、モデルの口が目立たなかったのも成功した要因の一つです。
観光協会賞
ハロー門司港
神田 幸治
天候が悪く、周囲の雰囲気を取り入れるのが難しい中、望遠レンズの圧縮効果で背景の船やレトロ感のある街並みをうまく引き寄せています。ソフトフィルターを使用したことによって、雨の雰囲気を出しながらも雨の生々しさを感じさせない描写ができている点もよかったですね。傘を差したモデルと背景のバランスが絶妙な上、モデルの表情のよい瞬間がうまく切り撮れています。
ＪＲ門司港
駅長賞
タイム . スリップ
河野 勉
駅のホームで撮影された作品が多かったのですが、その中でもこの作品は、モデルを小さく配して、ホームの空気感をうまく表現した点が素晴らしいと感じました。通常、ホームの番線表示や「もじこう」という文字に目が行きがちになるところ、奥行きを強調した画面構成のために、あまり気になりません。隅々まで神経を使ってバランスを整えた、作者の意識の高さが伝わってきます。
門司港レトロ賞
都合により辞退
