さくらの小倉城大撮影会 第29回
日時 : 2007年 4月8日(日) |
撮影場所:小倉城周辺 |
<<コンテスト結果発表>>
6月25日(月)ハービー・山口先生がコンテスト審査を行いました。応募点数(1090点) 力作が多く、先生も随分時間をかけて審査を行っておられました。審査結果は下記の通りです。 |
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総
評 |
撮影会というときれいなモデルさんが居て、ついついモデルさんがとるポーズに撮らされてしまうことが多々あると思います、また撮らなければいけないという様な強迫観念におちいってしまいがちで、そのようなものを何枚も撮ってしまっても、それは自分の作品ではなくモデルさんの力で撮らされてしまった作品ということになります。 今回、選んだ作品は、そのような状況があるにもかかわらず、自分の意思で作画をし、シャッターチャンス、構図を決め、光を読んだ能動的な写真が選ばれたと思います。したがって、写真の根本なんですが、自動車のように自分の心に回転計があるならばそれが跳ね上がりレッドゾーンに入ったとき、すなわち感動したそのときに正直に撮影する、それが自分なりの写真を撮るそのことにつながると思います。つまり自分の感動に、忠実に正直になぞって出来た作品というものが、自分の写真だという事なのです。撮らされた写真は自分の写真ではないということで、まず、自分の写真を撮るということ心がけなければいけないということです。 入選された写真を見ると、自分が発見したフレーミング、モデルの表情もしくは、モデルは撮らなくても撮影会の周辺に起きている面白いものなど、いづれも自分が発見したという共通項があって、それがその写真のテーマとなって見る者に伝わってくることになります。あれだけの人数の中で自分なりの物を見つけるということは大変なのですが、入選された方は、それをこなされて、またある程度のレベルに達しているということです。 1000枚以上の作品が集まっていたのですが、その中で一枚と同じような写真は無く、写真というのはとる人により、その人のテクニックや考え方の違いや、文化の背景に違いで、一枚一枚微妙に違ってくる面白い媒体なんですね、その辺をもっと生かして自分の心に近い写真を撮っていただきたいと思いました。
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賞 |
地 区 |
氏 名 |
フリガナ |
画 題 |
北九州市長賞 |
飯塚市伊川 | 渡辺和幸 | ワタナベカズユキ | 視線の中 |
観光協会賞 |
八幡東区祝町 | 植松佳春 | ウエマツヨシハル | まなざし |
小倉城賞 |
八幡西区上の原 | 飯田幸一郎 | イイダコウイチロウ | 憧れ(あこがれ) |
特 選 |
小倉南区葛原 | 信友明 | ノブトモアキラ | 光と風と |
小倉南区企救丘 | 垣上尚人 | カキガミナオト | リフレクション | |
戸畑区天神 | 馬田哲男 | マダテツオ | 見つめる | |
入 選 |
門司区大里東 | 石橋正行 | イシバシマサユキ | チョット失礼 |
田川市白鳥町 | 古野剛治 | フルノタケジ | 春光を浴びて | |
下関市後田町 | 山田康子 | ヤマダヤスコ | 視線 | |
小倉北区霧ケ丘 | 小野賢史 | オノ タケシ | 熱写 | |
熊本県八代市 | 松本一俊 | マツモトカズトシ | エクスタシー | |
小倉北区清水 | 橋本倍旺 | ハシモトマスオ | 春の香り | |
遠賀郡岡垣町 | 西豊 | ニシユタカ | 無題 | |
若松区片山 | 舟越智子 | フナコシトモコ | 見つめる | |
小倉北区南丘 | 曳野利 | ヒキノトシ | 桜の咲く頃 | |
中間市扇ケ浦 | 高橋光男 | タカハシミツオ | 花とモデル | |
佳 作 |
岡山県倉敷市 | 山下紀夫 | ヤマシタノリオ | 煌めく瞬間 |
山口県下松市 | 宇都宮裕士 | ウツノミヤヒロシ | 薫風 | |
行橋市行事 | 丹村幸司 | ニムラコウジ | 画家とモデル | |
福岡県春日市 | 増田哲子 | マスダテツコ | ゆかいな仲間 | |
小倉北区篠崎 | 内田貞幸 | ウチダサダユキ | 俺イヤダ | |
小倉南区下曽根 | 竹林郁司 | タケバヤシイクジ | 桜の絨毯 | |
福岡市博多区堅粕 | 篠崎悠里 | シノザキユリ | 鯉 | |
福岡市博多区堅粕 | 田志綾香 | タシアヤカ | 撮られる | |
門司区吉志 | 野村馨 | ノムラカオル | 妖精 | |
熊本県八代市 | 松永秀孝 | マツナガヒデタカ | 夢桜 |
賞 |
画題/氏名 |
作 品 |
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北九州市長賞 |
視線の中 渡辺 和幸 |
これはおそらく合成をしてこのような構図を作り上げたのだと思いますが、迫力に満ちた、そして研ぎ澄まされた写真だと思いました。撮影会の状況の中では思いも付かない構図内容作画なんですが、この渡辺さんは大変力強い作品をクリエイト(創造)されました。 |
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観光協会賞 |
まなざし 植松 佳春 |
ポートレイトの根本である眼を写すということ、それを突き詰めればこのぐらいのアップになってしまう、そうした極論を見るようなおもいをした作品でした。モデルさんの眼も大変大きくそしてすばらしい眼差しをしている方なので、そのモデルさんの持ち味を充分生かし、左に桜の花を入れ、モデルさんの燐と輝いた目を入れ、アップで撮るといういさぎよさに感心いたしました。 |
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小倉城賞 |
憧れ(あこがれ) 飯田 幸一郎 |
植松さんの作品とは逆に撮影会を引きで撮ってみたら、どんなことが撮影会の周辺で起きているんだろうという作者の興味が、実に憎いまでに表現されています。桜、そしてお城の壁、取り囲むカメラマン、そして不意に近づいてきた赤い服を着た子供。そこに撮影会の周辺、環境というものが実に冷静にしかも無駄が無くよい構図で捕らえられています。 |
特 選 |
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光と風と | リフレクション | 見つめる |
信友 明 | 垣上 尚人 | 馬田 哲男 |
ポートレイトは眼を写すものだと先ほど言いましたが、この作品はあえて眼を伏せたところで、モデルの顔の美しさを強調しています。目がものを言いすぎてしまうということも時にあるわけで、そういうことが非常に鼻に付く写真もありうる訳です。そのなかにあってこの写真は、眼を伏せたところの意外性、それでいてモデルは充分に美しいという、一つの裏を書いたようなうまい写真だと思います。髪の毛の崩れかた、風とか適度な動きを感じさせますし、モデルの手の動きを上手く入れたところに、非常に上手いバランス感覚が見られます。あえて眼伏せたシャッターチャンスを狙ったセンスをほめたいと思いました。 |
これは作者が、モデルがもたれかかった壁に反射している事をいち早く見つけ、それを無駄の無い構図で撮っています。 |
モノクロの大変清楚な感じのする作品に、私は好感を得ました。モデル撮影会の王道といってもいい様な正統的な写真ですが、やはりこうした素直な写真にはそれなりの落ち着きと爽やかさ清潔感というのが漂っていると思います。さりげなく入った桜の花も、うるさくなくいいアクセントになってます。そして、モデルさんの魅力的な目線を自分のカメラに呼び込んで、自分のものにしている作者の実力を遺憾なく見せられた写真です。 |
入 選
チョット失礼 | 春光を浴びて | 視線 | 熱写 | エクスタシー |
石橋正行 | 古野剛治 | 山田康子 | 小野賢史 | 松本一俊 |
春の香り | 無題 | 見つめる | 桜の咲く頃 | 花とモデル |
橋本倍旺 | 西 豊 | 舟越智子 | 曳野利 | 高橋光男 |
佳 作
煌めく瞬間 | 薫風 | 画家とモデル | ゆかいな仲間 | 俺イヤダ |
山下紀夫 | 宇都宮裕士 | 丹村幸司 | 増田哲子 | 内田貞幸 |
桜の絨毯 | 鯉 | 撮られる | 妖精 | 夢桜 |
竹林郁司 | 篠崎悠里 | 田志綾香 | 野村馨 | 松永秀孝 |
作 品 展 案 内
作 品 展 |
期 間: 2007年7月6日(金)〜30日(月) 休館日:水曜日 |
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午前10時 〜 午後6時 |
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会 場: 岡林フォトギャラリー( 岡林写真機店 2階 ) |
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北九州市小倉北区魚町一丁目3−22 |
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電話 093−521−0419 |
表 彰 式 |
日 時: 2007年7月8日(日)午前11時から |
会 場: 作品展会場にて |
写 真 コ ン テ ス ト 賞 |
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北九州市長賞 |
1名 賞状・盾 |
観光協会賞 |
1名 賞状・盾 |
小倉城賞 | 1名 賞状・盾 副賞 キヤノン賞:プリンターPIXUS Pro9500 |
特選 | 3名 賞状・盾 副賞 キヤノン賞:プリンターPIXUS MP600 |
入選 | 10名 キヤノン賞:オリジナルカメラバック |
佳作 | 10名 キヤノン賞:ボディケース |