６月１６日（金）溝縁ひろし先生がコンテスト審査を行いました。応募点数（９０５点）

力作が多く、先生も随分時間をかけて審査を行っておられました。審査結果は下記のとおりです。

総　評

さくらの小倉城大撮影会に応募された全作品をすべてゆっくり拝見させていただき当日の様子が個々の写真の中に十分再現されていたのではないかと思いました。

またそれ以上に仕上げに細心の気づかい、そしてイメージを広げた素晴らしい作品にはおどろいているしだいです。

私は、舞妓さんを30年以上、撮影して来ましたが、想像をはるかに越えた写真もたくさんあり、全体に力の入った充実した時間でした。

審査は撮影会の雰囲気に加え、表現の技術のよさ、場所の設定、構図のおもしろさなどに、重きをおいて上位の写真を選ばせていただきました。

芸術的な作品も元の雰囲気を残した中でのより高度な仕上げは見ていて納得させられるものがありました。

今は、デジタルの時代になり、ひと昔前のモノクロを自分で処理したように、プリントが出来るようになりました。出品者個々の感覚で写真を楽しむ幅が広がった事はとても素晴らしい事ではないかと思います、それくらい今回の応募作品はすべての面において幅の広いものを感じました。

賞

氏　名／画　題

作　品
写真をクリックすると
大きくして見られます

選　評

北九州市長賞

桜花の下で

全体にハイキー仕上げで、舞妓さんというイメージと桜を組み合わせて、まさに作者にとって「夢空間」を感じたのではないでしょうか。とても雰囲気をだいじに仕上げたすばらしい作品です。     桜の小枝と舞妓さんの花のかんざし（桜の造花）が一体化した様子そこに技を感じます

観光協会長賞

誘う

モデルさんのうっとりした表情と手のさりげない動きがとてもいい  感じでまとめられています。全体を黒でまとめ、その中に顔と手の肌色がバランスよく置かれている。髪が黒ではなくてよかったです。作者は構成力のすごい人ではないかと思います。

小 倉 城 賞

桜花に囲まれて

桜をメインに風景的にとらえた画面の中に赤い傘の舞妓さんを点描したまとめ方がうまい。雨情のしっとりしたようす、全体にアンダーぎみに仕上げているが、パンチのきいたいい写真です。特に舞妓さんの目線がきいている。

特　　選

ポーズ

モデルさんの体の形に動きがあり、目線（表情）と構図がいいです。背景に小倉城を写し込んだ角度も良かったです。写す側（作者）が色々な事を想像しながらシャッターを押した様子が伝わってきます。

久乃

大胆なトリミングと仕上げにびっくりさせられた写真です。舞妓さんの化粧は白塗りですがそれを生かせ、思い切って着物の襟まで白く飛ばせたのが良かったです。口紅の紅（赤）がとても映えて美しい仕上げになっています。

立ち話し

桜の下で、さりげない二人の仕草が自然体に感じられていい作品です。雨に濡れた石畳がにぶい光を反射しているので、二人の姿が生き生きと写し出されています。石垣と桜の空間処理もうまくいっています。