賞

作品画題

作者氏名

住所

推　薦

光の妖精

寺本　貞子

北九州市小倉南区

特　選

爽秋

城崎　全輝

北九州市小倉北区

光の中で

宮崎　征士郎

北九州市小倉北区

準特選

元気な梅梅（meimei）

郡谷　成人　

北九州市小倉南区

シルエット

山田　康子

下関市

叢の中で

橋本　倍旺

北九州市小倉北区

入選

秋のさそい

森　匡子

北九州市小倉南区

西のかなたへ

香川　良海

大分県日田市

Ｓｕｎｓｅｔ　Ｄｒｅａｍ

垣上　尚人

北九州市小倉南区

たそがれの時

早野　正也

中間市

マリア

河上　平八

北九州市戸畑区

落日の詩

奥村　一夫

北九州市小倉南区

天使の誘惑

小田　昌隆

北九州市小倉南区

ほほえみ

中尾　勝人

北九州市小倉北区

光彩

大野　義人

下関市

夕映えの中で

片山　豊相

北九州市小倉南区

佳作

光と影

宗美　和子

北九州市小倉南区

無題

牛島　正一

北九州市小倉南区

白いベールの女

佐藤　健介

北九州市小倉南区

アンニュイ

宮崎　末美

北九州市小倉南区

去りゆく夏

岩井　正晃

北九州市八幡東区

習作

勝田　高尚

北九州市小倉南区

緑の中で

上田　英士

北九州市八幡西区

光芒

小林　勲

築上郡椎田町

高原に舞う

小南　忠雄

北九州市門司区

この世界の果てには

喜友名　淳

北九州市小倉北区

光の妖精          寺本　貞子

風を表現するためのスローシャッターのテクニック、白い布がぶれていい感じになっている。
一つの演出のうまさがある、演出に対して作者の表現力がうまくいっていると判断した。ぶれたふいんきがいいですがそれ以上に右から斜めに入っているゴーストが画面変化を作っていて効果的です。このゴーストがないと単調な黒バックの写真になってしまうが､これにより、画題にある｢光の妖精」のように光を表現することが効果的になっています。当然逆光で光をとらえていることもうまい.
この作品で一番いいところは作者が被写体から感じたもの､表現力が他の人より優れていた点です。

爽秋　　　　　城崎　全輝

雲とモデルの組み合わせのうまさ、（雲がちょうどいい具合に出たがそれをどのように処理するか）モデルのポーズと向いている方向などそういう点が他の人よりはよかった。
雲の状態とモデルの位置がいい条件で撮られています。また、広角レンズの選定がよかった。モデルのポーズが上を向いていますが全身の形がこの場にあったポーズでよかった。雲が動く一瞬を捕らえたシャッターチャンスの写真です。

光の中で　　　宮崎　征士郎

この場所でハイキー調に仕上げるイメージがよかった。
プラス側に１．５ＥＶ以上だと思いますが、露出補正をして画面をハイキー調にして省略しなたので、高原の空気感、またモデルがいやみのない表情で、さわやかな感じで表現されています。
ハイキー調の仕上げテクニックは、ダントツでした。

元気な梅梅（meimei）  郡谷　成人

この写真のいいところはさわやかさです。振り向いたポーズも他にかなりありましたが、笑顔と斜光線を利用した光線の扱いが、この場にはあっていました。画面下にすすきを入れて場所説明になっていますが、それ以上にモデルさんの表情がよかったです。シャッターチャンスがよかったです。
上位２／３以上はイメージ写真ですが、この写真は素直にさわやかに撮ったことがよかったです。

シルエット     山田　康子

太陽を画面内に入れ､モデルのポーズと広い平尾台の風景を入れながら強調したことは見せ方がうまい。画面全体をローキーにして、雲の中にモデルを入れてその場所が目立つようにしているのがよかった。（スポット光の撮り方に似ています）　モデルの位置、雲のバランスがよく、モデルが画面から浮き上がっています。
アンダーにすれば､モデルは沈みがちです。しかし、白い雲の中に入れて、しかも背伸びをした生き生きとしたポーズなので、広い中に小さいながらも存在感がでています。情景を自分のものにして、見せ方がうまいヌードである。

叢の中で    橋本　倍旺

ハイアングルによって草むらを狙い、草むらの反射をやや露出オーバーにしてハイキー調にして、美しい草原の風景にしたことのテクニックがうまいと思います。
モデルを添景にいれて、やや後向きにして記念写真ではなく草原のなかにいるモデルの自然な感じをとらえているところがいいです。添景になっているモデルのポーズもうまく決まっていて、大きな風景の中で存在感が感じられ、うまい写真になっています。草むらの光ったところをこのように表現する着眼点がよかった。

秋のさそい　　森　匡子

前の､雲の写真と同じ場所ですけど、雲の位置とモデルの位置その組み合わせがバランスよく言っています。
モデルの体に当たっている斜光線が、この場によく合っています。構図のとり方は雲とモデルの関係は完璧なんですが、特選の写真と比べると雲の状態が悪く、そのために入選となりました。雲の迫力の違いです、モデルの表情に関しては甲乙つけがたいですが、脇役の力の差で入選になりました。

西のかなたへ　　香川　良海

画面を広く撮ってモデルを添景にし、太陽に向かってモデルが手を上げる生き生きとした写真です。広い空間の中にモデルの存在感を出した見せ方はうまいです。撮影条件とポーズのセッテングがうまい。

ただ少しだけ手が顔に重なってしまったので、この処理がうまくいっていれば、もう一ランク上にいったかもしれません。

Ｓｕｎｓｅｔ　Ｄｒｅａｍ　　垣上　尚人

モデルのポートレイト半身像を、西日を使ってゴーストイメージでソフトタッチで表現する、そういう光のとらえ方がうまい。半身像の切り取り方が完璧ですし、欠点がありません。モデルの表情、光の捕らえ方がうまい写真です。

たそがれの時　　早野　正也

ストロボを弱く当てたのではないでしょうか？ひかりの捕らえ方がうまい写真です。背景の入道雲がすごく写真的で、モデルに対してその入れ方もよかった。
ポーズも無難で手を組んだことで、マニキュアの白い色が効果的であった。見せ方がよかった。

マリア　　　河上　平八

背景である平尾台の風景がモデルといい具合にかみ合ってます。手前のモデルに対して背景のいれ方が的確でした。推薦の写真と比べた時に、テクニック的にあちらのほうがよかったため、正統派のこちらが入選となりました。

落日の詩　　　奥村　一夫

夕日をうまく使った写真です。この風になびく布と太陽、雲とバランスノ良い写真です。
ただ一つだけモデルの顔のシルエットで、もう少し鼻の腺あたりがでるともう一つ上にいったと思います。このところがちょっと欠点となって入選止まりになりました。

天使の誘惑　　　小田　昌隆

普通のポートレイト風の写真ですが、草原のモデルさんを半逆光で捕らえ、しかもポーズをまっすぐではなく斜めに曲線にすることにより画面に変化が出て、動きを与えているところが良い。
しかも、モデルの表情(目)が効果的で、さわやかなヌードポートレイトとして評価しました。レンズ選定、切り取り方がうまい作品でした。

ほほえみ　　　中尾　勝人

前ボケとしてススキを利用した作品。モデルの髪に当たる逆光が美しく、しかもそれが風になびいているところがよかった。風に髪がなびいているて､動きが表現されているということで評価しました。前ボケの白が少し強いですが、これが無いと平面的な写真になりがちなので、味付けとしては悪くはない。
一番いいのはモデルの表情と、髪が風にゆれた瞬間を撮ったシャッターチャンスです。

光彩　　　大野　義人

モデルに対してゴーストがいい位置に入っている。ゴーストによってハレーションが出て､夕暮れのふいんきが画面から伝わってくるくることが良い。モデルの表情がこの場面に合っています。高原の夕日のということで無駄のない撮り方をしています。

夕映えの中で　　片山　豊相

夕日の逆光の状態の中でハイキー調に捕らえきれいな写真にしたところががいいと思います。モデルの表情とポーズが空気感の中で表現できたことは欠点がない作品といえます。
垣上さんの写真と同じ場所ですが、こちらは空気感で撮ってますのでこのトーンでいいんじゃないかと思います。この写真で一番いいところは無駄のない構成とこの場面に合ったモデルの表情を捕らえたことがよかったと思います。